島根で暮らすことに

12歳の杏(美山加恋)は母・美和子(伊藤裕子)と、東京から母の実家である島根の小さな村に引っ越してきた。
初めて会う祖母・美佐代(大森暁美)は厳しく、杏には冷たい人のように思えた。何もない田舎での生活は寂しくて、心細くて、つまらなくて。
そんな時、杏は同じ年の北村大悟(泉澤祐希)と出会う。

働き始めた美和子だったが、すぐに無理がたたって倒れてしまう。いつまでも父の事を考えているのではなく、二人で頑張っていこうと杏は美和子を励ます。
寝込んでしまった母を支えるために何かしようと、杏は大悟の紹介で村の名家・月島家の正月準備を手伝ってお小遣いを得ることにする。
月島家の兄妹・藤と椎香(山内菜々)とも仲良くなり、島根での杏の生活は楽しく過ぎようとしていた。

初詣の一件から数日後、美和子は自ら命を絶ってしまう。自分の存在が、言動が、母を追い詰めてしまったのではないかと自分を責める杏。
そんな杏に大悟は「自分が杏を守る!ずっと一緒にいる!」と誓うのだった。
こうして始まった杏と大悟の初恋は、その後長い時間をかけて、幼かった二人を成長させてゆく…。

中学二年

中学二年になった杏(小林涼子)と大悟(佐野和真)は相変わらずの喧嘩友達。いつもじゃれあっている二人を見て、周囲の友達は冷やかす。そんな時、杏は大悟に積極的に近づく同級生の女の子・歩(悠城早矢)のことを知る。

大悟の妹・瓜(笠菜月)が熱を出した。両親が不在で困り果てた大悟は杏に助けを求める。杏はとりあえずおかゆを作ろうと台所に立つが、料理をしたことがなく、わからないことだらけ。そこへ偶然、歩がやってくる。杏が料理が出来ないと見てとった歩は、すかさず台所に立ち大悟にアピールを始める。

歩が隠した砂時計を探して、杏は必死で夜の山の中を歩く。亡くなった母との思い出や大悟のやさしさがいっぱい詰まっている砂時計は、杏には絶対になくてはならないものだった。そのことを知っている大悟と藤は杏を追う。

高校受験

高校受験を控えて、杏(小林涼子)は大悟(佐野和真)や藤(青柳塁斗)と同じ高校を受験するつもりでいた。しかし杏は先生から英語の授業に熱心な女子校の推薦を勧められる。
藤は東京の高校に進学する希望があり、それを知った杏は寂しい気持ちになる。
一方部活の柔道に力を入れている大悟も、先生から柔道に強い男子校の推薦を勧められていた。

杏の前に、突然父親の正弘(羽場裕一)が現れた。母の美和子(伊藤裕子)と杏の前から姿を消して以来4年も経っていた。祖母の美佐子(大森暁美)はすぐに正弘を追い返す。翌日、杏は正弘と再び会う。正弘は美和子が亡くなったことを知らなかったのだ。正弘は自分たちの離婚の真相を語り、一緒に東京で暮らさないかと杏に提案する。

父がどんな思いで借金を返し、自分の前に現れたかを知った杏は気持ちが揺れ動く。大悟やおばあちゃんたちがいる島根は離れがたく、でも父のそばにもいたい。そして杏はついにある決断をする。

東京での暮らし

東京と島根で離れ離れの高校生活をスタートさせた杏(小林涼子)と大悟(佐野和真)。杏は毎日大悟に電話をして寂しさを紛らわせていた。そんな時、杏は東京の高校に進学した藤(青柳塁斗)と街で出会う。

杏と電話するだけでは考えていることを伝えられないと、大悟もアルバイトを始めていた。しかし杏に内緒にしていたため、余計に二人の気持ちはすれ違ってしまう。杏は大悟と同じ高校に進んだ歩(悠城早矢)との関係を疑い、大悟は杏と藤のことが気になってしまう。

一方杏は藤の出生の秘密を聞かされる。藤は母親が不倫をして出来た子供だというのだ。そして杏は藤と一緒に父親であるという男に会いに行く。

誕生日会も終わろうかという頃、大悟が電話をかけてきた。やっぱりどうしても杏に会いたくて、もらったばかりのアルバイト代で夜行バスに乗ってこれから東京に来るという。嬉しくて幸せで、杏は朝が来るのを待って大悟を迎えに行く。

島根での夏休み

藤(青柳塁斗)にキスされて動揺した心を抱えたまま、杏(小林涼子)は夏休みを迎えようとしていた。大悟(佐野和真)のいる島根に帰るために一生懸命アルバイトに励み、やっと目標の金額に届くというころ、父の正弘(羽場裕一)が課長に昇進。喜ぶ父の姿を見た杏は…。

椎香(垣内彩未)に誘われて、杏と大悟は月島家に花火をしに行く。帰省していた藤と4人で花火を楽しむが、杏と藤はギクシャクしたまま。大悟もそんな二人の様子に気付く。

怒っている大悟は杏と会ってくれず、大悟からもらった砂時計もなくしてしまい、落ち込んだ杏は東京に帰ることを決める。そのことを聞いた椎香は驚いて藤に知らせる。家を飛び出した藤が向かったのは大悟のところだった…。